南明寺の糸桜、散っちゃあ、行っちゃあ・・・

2005年3月31日
『南明寺の糸桜、散っちゃあ、行っちゃあ、見ちゃああっても、咲いちゃあ、行っちゃあ、見ちゃあない』

・・・・・・。日本人かね?

え〜〜、上は「桜が散った頃に行って見る人はいても、咲いた頃に行って見る人はいない。」つまり「そろそろ咲いただろうと思って行ってみても、 すでに桜は散っていた」の萩弁なんだが、今時分ここまでの萩弁を操る奴はいるのであろうか?
いきなり呪文のような文で始まったが今回家族で訪れたのは萩市の南明寺というお寺。

本日、下関で開花宣言があったと聞いた矢先、現在なぜか自由に出来る時間をもてあます成人こと友人BARAからのメールが。そのメールには満開の糸桜が。
というわけで、現在なぜか10日間ほど自由に出来る時間をもてあます成人ことオイラが最後の休みを満喫すべくこの糸桜のためだけに萩に帰ることに。
地図
南明寺裏の山 この南明寺、萩市大字椿にあり地元の人は沖原地区と呼ぶことが多い。
国道262号の「山城精機」の脇の細い道を通り突き当たりを左におれ少し行くとパーキングの表示がある。
が、狭い駐車場には違いがないので花見時期には歩きが良いのかもしれん。

その駐車場から少し歩くとお寺があり、今時分だと←のように出迎えてくれる。

指月山を望む この糸桜、見ごろを見極めるのが難しくその結果が最初の方言に表されているわけだ。普通に見る桜の約1週間前に満開がやってくる場合が多いようじゃ。
今年はこのまま春かなと思ったら寒くなったりで普通の桜も開花日が遅れ気味だったんでなおさらだったな。

墓地から見下ろすと満開の桜の間に綺麗な形の指月山も見える。
これで電線が無ければ言う事なしなんだが。
ここには糸桜が4本ほど花を付けていたがソメイヨシノなんかもあるようなんで2週間は花見を楽しめるのではないかな。
下はその中で一番の大木。
メインのイトザクラ メインのイトザクラ2 メインのイトザクラ3
お地蔵さん それとなく鎮座しているお地蔵さんにもちゃんと手入れがなされているぞ。
余談だが夜桜に関しては、友人BARAとTAROの情報だと、当然ながらライトアップはされていないので桜の対面にある墓地との相乗効果で相当の度胸が必要となるようじゃ。
注意書き!ちゃんと守ろう! だんだん有名になってくると宿命とも言えるのかもしれんが、ココもまた人による被害が深刻なようじゃ。

こういった物を守るには人間のエゴが一番障害となるもんなんだな。
元々は人の手によって創られた場所なんだけどな。
下は大木ではないのだが形が一番おもしろい木だな。もはや自立するのは無理な形で伸びてしまっているぞ。
この木がよりによって車道の側にあるんで上の注意書きがよけいに重要となる。
奇抜なイトザクラ1 奇抜なイトザクラ2 奇抜なイトザクラ3

下の木は前述の木と違い、懐まで入れる木。
一本ながら桜のトンネルが体験できる。我が家は夕方に行ったのだが、写真を撮るには日が背後にくる朝昼が良いかもしれんが、この木に関してはちょうど良い時間だったな。
薄暗い中に桜の淡いピンクが良い感じだったな。
その分、花に当たったりするんで一番「気を使う木」でもあるな。
一番身近なイトザクラ1 一番身近なイトザクラ2 一番身近なイトザクラ3
今年は「南明寺の糸桜、咲いちゃあ、行っちゃあ、見ちゃああったっちゃ。」ってところかな?

いやぁ、満足・満足
今後はこんなチャンスはないかもな・・・。

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