春の使者 シロウオ
シロウオ(素魚 );スズキ目・ハゼ亜目・ハゼ科 透明な体をした小さな魚で春には全国の大きな川の汽水域で見られるようだが、年々漁獲量が減っている。 一年魚で沿岸域に生息、産卵期である春に川の下流域に上ってくるそうだ。 シラウオと混同してしまうが全く違う魚。ちなみにシラウオ(白魚)は、硬骨魚綱・キュウリウオ目・シラウオ科に属し、シラスはこっちの方。 |
そのシロウオが萩の松本川でも獲れる。 春の訪れを知らせるかのように3月に漁が行われる。また、道の駅「萩シーマート」ではシロウオ祭りも行われる。 漁には他の地域と同じく十字に組んだ竹(今はどうなんだろう?)で四角形の網を吊るした「四つ手網」が使われる。 網を川底に吊るし(↑左)、シロウオの群れが網の上を通過したときに一気に引き上げる(↑右)。 |
|
船よりも大きい網でバランスを崩す事も無く漁を続ける親父。 匠の技なのかな? |
|
東萩駅前の萩橋の下流側で三艘がならんで漁をしていた。 | |
↑が漁の動き。杓を振っているのがわかるかな? | |
器用に四手網を叩き網の中心部に魚を集め、掬い取ってしまう。 見ていて全く飽きないな。 |
|
年々減ってきているようで、絶滅危惧種との声もあるようだ。 食べ方は卵とじや、生きたままポン酢に入れ一緒に食す踊り食いが有名。シラウオより鮮度の落ちるのが早いようで料理のバリエーションは少ないようだな。 神経質な人は横川吸虫の中間宿主ということもあるので生食は控えられた方が良いかも・・・。(シラウオにも同じ事が言えるんだが) |
|
TOPへ | 知っちょる?萩 indexへ |