老木が一人たたずむ
辻山のシダレザクラ)


2006年4月3日
辻山の地図
萩市(旧阿武郡 むつみ村)大字高佐上 辻山というところに人知れずひっそりとたたずむシダレザクラがあるそうだ。
文献によると樹齢300年を超える木だそうだ。

何故か近年、旧阿武郡 むつみ村に通勤することとなり、桜の季節に出てきた会話に「辻山のシダレザクラ」というのが出てきて興味が湧いた訳だ。
聞いてみると結構有名な木だそうで、山口県の県指定天然記念物にもなっているようだ。
ただし、地元の人はほとんど行くことは無いそうだ。(えっ? ・・・。)
むつみ総合事務所通過後の交差点 旧萩市方面からだと県道10、11号を使い旧福栄村を抜け旧むつみ村役場前を通る線県道13号線へ進む。
左に旧むつみ村役場を見ながら通過、右に蛇淵を従える鈴倉橋を過ぎると左の写真の交差点に出くわす。
この交差点を左折する。
ハッキリ言ってここでは桜の表示は全くないぞ。(後日調べたら手前に案内板がありました・・・。)
一番大事な目安
左折してからしばらく走ると左手にお墓が見え、上のような景色に出くわす。
左に放置された(?)バスが見えると右に案内板が出ている。(現在バスはありません。2006.12確認)
この交差点を左折。
林道 ←少し寂しくなってきた道を進むと案内板がある。ここを右折。 車の終点
→突き当たりに駐車スペースがある。
車はここまで。
休みの日なんかは権現山の登山口にもなっているので、駐車には気をつけたほうがいいかもな。
ここからは徒歩。約200mらしい。
炭焼き小屋の廃墟 ←20mぐらい歩いたら炭焼き小屋の廃墟に出会う。
さらに進む。
春になり日が高いとは言え、一人で歩くにはなかなか勇気のいる場所だぞ。
権現山登山道
→腐りかけた木の小橋をわたり、さらにスギの植林道を一人進む・・・。
もうすでに三脚で固定しないと写真も撮れないくらい暗かったりする。
さらに権現山登山道 こんなスギの森の中に本当に桜があるのか疑ってしまう場所だな。

4月3日
シダレ全景 そして、スギの森の中に突如として現れる。
これが辻山のシダレザクラ!

樹高20m弱。孤高の老木と言ったところかな。

淡い色 枝の状態
↑シダレザクラと言いながらちっとも枝垂れていないが、これは数年前に老木を守る為中間あたりの枝を治療を施す為に切った結果らしい。
と言うわけで上のほうに花が集中している。
↑ご覧のように周りをスギの森に囲まれているので日の当たりは良くないんだろうな。
もう少し回りのスギを伐採して日当たりが良くなるとまた違った姿になるのではなかろうかと素人ながら思ってしまうな。
桜の花 昭和の初めまではこのあたりは畑であったため遠くからも開花の様子がわかったらしい。
この木を目安に田畑の仕事の進め具合を決めていたそうだ。

4月5日
6部咲きかな 6部咲きかな
満開の状態が見たく、2日後に訪れてみたのが↑。
まだまだだったな・・・・。

4月7日
ほぼ満開 花の密度は良。
さらに2日後。やはり日の当たりの影響かな?
ようやく9分咲きってところかな。ほぼ満開と言っても差し支えなかろう。
枝垂れというより綿帽子をかぶったような感じにみえるな。
来年は夕方ではなくて昼間に来たいのぅ。

がんばれ!老木
いつまでもお元気で。

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