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萩の椿の代名詞とでも言える場所が笠山。
萩城の北東部に位置していたことから、鬼門の方角に当たるということで、藩政時代に樹木の伐採や鳥獣の捕獲を禁止していたんだそうだ。
明治に入り、その禁が解かれて開拓され多くの大木が切り倒されたが、再生を繰り返していたそうだ。
昭和45年に椿の研究家から保存の助言を受け、観光開発して現在にいたっているようだ。
それゆえほぼ野生に近い状態の椿の樹林が広がる。
園芸種ではないので、木の背は高く、花の観賞に向いているとは言いがたいが、公園化された場所には各種の園芸種が植えられていて、いろんな楽しみ方ができる。 |
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←この群生林の中に7本ある開花標準木の一本。
7本全てが花を付けると、開花を宣言するのではなく群生林が見ごろを迎えるということだそうだ。
この7本を探してみるというのも楽しいぞ。 |
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⇒連理のツバキ
隣の木の枝と完全に一体となった2本の木。
この樹林に何本か存在している。 |
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椿の花というのは散るときに、花ごと落ちてしまうということで、あまり縁起が良くなく、そのあたりを嫌う人がいるのも事実。
が、こういう風に群生で落ちると、樹上と地上で二度楽しめる花とも言えるかもしれないな。(楽観者・・・。) |
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