萩市 2006年 桜行脚

3月19日〜4月16日
いつもは全く目立つ事が無いが、春の時期にこれでもかと自己主張をする桜の季節がやってきた。
この時期だけとは言え気にかけてあげないと気の毒だし、家族サービスの言い訳にもなるし、この際桜めぐりをしようと言う事で、複数日かけて桜行脚と相成ったぞ。息子は最後はいい加減飽きてたけど・・・。

このページは合併して面積だけ大きくなった新萩市にあった桜を取り上げている。その他の地区はこちらをご参考ください。
なお、いつもながら写真だらけなんでネット環境によっては非常にストレスを感じるとおもいますが先に断っておきます。
地図
旧むつみ村 旧旭村 旧川上村 萩往還道 南明寺 玉江地区 指月公園 川島地区 陶芸村展望台 吉田松陰誕生地 江向地区 広雲寺、多越神社 浜崎地区
3月19日 4月8日南明寺(詳しくはこっち) 南明寺地図
まずは萩市内(おそらく山口県下)で一番早く花をつけるので開花時期の見極めが難しい、南明寺の糸桜。

萩市沖原にあり、ちょうど萩の三角州を北に見る形になる。
3月2日から何回か来てみたんだが、結局3月19日がほぼ満開だったな。

ここはソメイヨシノもありそちらの開花時期は他所と同じ。
開花すると市内からも山の麓が白く栄える。
南明寺のイトザクラ 枝垂れ桜と糸桜の違いが今一つわかんないんだが・・・。

多越神社、広雲寺地図 4月2日 多越神社
萩市の三角州のお寺の集中しているエリアにある多越神社。
実は前から目をつけていた「広雲寺のシダレザクラ」を見に行って見つけた桜。

まぁ神社仏閣の敷地には大抵 桜があるもんなんで特筆するものではないのかもしれんが、鳥居とのバランスが良かったんでな。
多越神社 多越神社

4月2日 広雲寺
広雲寺 広雲寺のシダレザクラ
多越神社とほぼ隣接している広雲寺の門前にかまえる見事な枝垂れ桜。非常にバランスのとれた形を保っている。
樹高は決して高くないが花の密度はすばらしい。
日頃から手入れをされているんだろうな。
広雲寺のシダレザクラ 広雲寺のシダレザクラ
正に枝垂れの表現が適切な桜だな。 角度を変えても花の密度が変わらないぞ。
広雲寺のシダレザクラ 見上げるほどの樹高じゃないので無理矢理下から撮った写真。

車が来たら轢かれるな・・・。
広雲寺のシダレザクラ
晴れてたらなぁ。

4月2日、3日、5日、7日 吉田松陰誕生地 吉田松陰誕生地地図
萩市内では指月公園同様に有名な場所。同じく桜が綺麗な松陰神社の上にある吉田松陰誕生地。

松陰神社から上って来る道沿いに多数のソメイヨシノがある。
ここが満開になると遠目でも山の麓が白くなり見事な彩りになる。
月と桜 指月山と桜
指月山と桜 桜
指月山と桜 ここは三角州を西に見る形になるなる。
夕暮れにかけて指月山をバックに萩市が一望できる。

2006.03公園を整備してさらに綺麗になった。

夜桜に関しては、高杉晋作をはじめ維新の志士達の墓や近年の一般市民の墓もあり少々勇気が必要かも。
4月2日、3日 陶芸の森展望台 陶芸の森展望台地図
松陰大橋から東光寺に抜ける道の途中にできた展望台。
吉田松陰誕生地よりさらに萩市を一望できる高さにある。

田床山よりアクセスが楽なので気軽に萩を一望したければここが一番かな。

桜の名所というわけではないが、地元の高校の卒業生が寄贈したシダレザクラが2本ほどある。
陶芸の森展望台から指月山 陶芸の森展望台
陶芸の森展望台 まだまだ木が若いので花つきは今一なんだが、展望と相成って今後に期待したい場所だな。

川島地図 4月2日 松本川 中津江橋
萩市の三角州は松本川沿い、橋本川沿い共に桜があり良い花見ポイントになっている。

ただし木の衰えも目立ってきており今後の手入れが必要となってくるんだろうな。
中津江橋近く まずは松本川の中津江橋の近く。
ここは沿道に菜の花があり、桜のピンクの屋根に黄色の絨毯を添えている。
この菜の花は近所の人が個人で手入れされているようだ。
菜の花と桜 土手の彩り

4月8日 松本川 太鼓湾、川島河川敷
太鼓湾 太鼓湾
ここは阿武川が松本川と橋本川に分岐する場所、太鼓湾。
近くに藍場川もある。
橋本橋 山縣有朋誕生地跡
橋本川の橋本橋付近。右は山縣有朋誕生地跡の桜。

江向地図 4月8日 橋本川 江向河川敷
上の場所よりもさらに河口にむかった場所。
ここは川の彎曲具合から桜並木のつながりが一望できる。

今回は指月山と松の巨木を撮りたかったので対岸からの撮影。
松本川に比べて川幅が広い分、景色にも開放感がある。
川沿いの桜と松 土手に浮かぶ桜の線

4月8日 浜崎 松本川 河口 松本川河口
今度は松本川の河口。

作られた並木(まぁ何処もそうなんだろうけど)なんだが漁船とのマッチで選んでみた場所。

並木としては土がなくコンクリートで固められているので他より桜の勢いは無いかな。
漁船と桜 鶴江台をバックに

4月2日、9日 道の駅「萩往還道」の上
ここは友人BARAとTAROに教えてもらった場所。
萩市内からだと萩有料道路の手前の道を左折、登っていくとすぐにある。
道の駅からも登っていける。
大木ではないが紅白の木が隣り合っていて、枝同士が混ざりあって紅白の花を奏でる。
萩往還道上 紅色の桜
萩往還道上 萩往還道上

玉江地図 4月9日 玉江
ここは今回の一番の収穫、友人BARAとTAROが去年訪れた場所。
遠目に山の中腹にみごとなピンクを栄えわたらせているが、行き方がさっぱり分からない場所だった。綺麗な3段の並木になっている。
個人の持ち物とすると非常に立派なつくりだが、公共の管理だとすると草が生え放題で、宣伝も全くされていないんで、未だ持ってどちらとも判断のつかない不思議な場所ではある。

ここからは見慣れた田床山からの一望とは全く違う萩市が見れる。
かなり木の勢いがあり、ひょっとしたら萩市一のきれいな花をつけているかもしれん。
ただし、たどり着くには車高のある車か4WDでないと無理だろう・・・。
指月山 花のシャワー
満開! 萩の三角州を望む

川上地図 4月2日 旧川上村
ここからは旧阿武郡部にある桜。
阿武川にある相原調整ダム堰の近くにある桜並木。
そこそこの広さがあるんで駐車もでき、花見も割かしやりやすそうな場所。
川原の桜 川原の桜
ダムと桜 ダムと桜
橋と桜
これは川上総合事務所近くの橋。

4月16日 船路のシダレザクラ
船路のシダレザクラ 船路のシダレザクラ
船路のシダレザクラ 船路のシダレザクラ
萩市から旧川上村に抜ける時に重宝する道がある。この道の途中に一本枝垂れがある。
道路拡張の為周りの風景は今一となってしまったが、この道路拡張のおかげで木そのものは見やすくなったという皮肉な場所だな。
木そのものはバランスも良く花も活気があるぞ。この日は久しぶりの晴天で青空にピンクが良く栄えていた。
船路のシダレザクラ

4月3日 旧むつみ村「辻山のシダレザクラ」(詳しくはこっち)
辻山のシダレザクラ 辻山のシダレザクラ
辻山のシダレザクラ 辻山のシダレザクラ
旧むつみ村の辻山にあるシダレザクラ。
樹齢が尋常でなく、どうやら300年はあるそうだ。
この木は花を楽しむと言うよりか、木そのものの存在を感じる楽しみ方の方が合うような気がする。
事実、花が高い位置にあるし。

4月12日 旧むつみ村 蛇淵
蛇淵 蛇淵
滝といっしょに鑑賞できる数少ない桜ということで取り上げてみた。
ただし、遠目でしか見れないのと鈴倉橋の上からでないと見れないと言う欠点もあるが・・・。

4月8日 旧旭村 明木
明木 旧旭村 明木にある墓地の駐車場にある桜群。

普段は、たまに白と黒の車が善良な市民のスピード違反を取り締まる嫌な場所だったりする。
明木 明木

指月地図 4月5日夜 4月7日朝 萩市 指月公園
最後はやはり萩市での定番中の定番、「指月公園」で閉めよう。

萩市民は無料(だったよな?)で入れるんだが、いつもの癖で夕方17時以後と朝9時までに行ってしまうな。

ここは桜だけでなく四季を通して楽しめる場所となっている。
指月公園夜 指月公園朝
↑公園内での花見の一番の会場の夜と朝。
↓公園入り口の朝と夜。この景色はいつでも無料で楽しめるぞ。
指月公園朝 指月公園夜
夜桜 城跡と桜
夜桜。 天守閣跡と桜。
ミドリヨシノ 左は天然記念物となっているミドリヨシノという桜。
花弁の色が緑色で遠めに緑色の桜に見えることからその名がついたそうだ。

この日年配のデストロイヤー客たちが(人がカメラを構えている目の前に)ガヤガヤやってきて、その中の一人のババアが「一枚だけなら大丈夫よ!」と豪語して花びらを引き千切っていたな。
日本に一本しかないそうだぞ!

お前らバカな年寄りは1人ぐらいいなくなってもどうってことないだろうが、この木は1本なんだぞ。
人間のレベルは年齢には関係ないんだな・・・。
花弁比較
ちなみに↑が花のアップ。左がソメイヨシノで右がミドリヨシノ。
花弁の緑色が分かってもらえると思うぞ。
最後は怒りのレポートになってしまったが、木々は大事にしないとな。
たとえ人に作られた並木だろうが生き物には違いないからな。
来年もまた元気な姿を見せて我々を和ませてほしいぞ。
いよいよ春本番じゃ。

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